エルたんの日常を書くブログ

エルたんの介護体験紀行 4 ゾンビの巻

認知症の方の最大の特徴は・・・

何でもかんでも3秒以内に忘れちゃうこと

ある意味すごい瞬間芸

 

出来るだけ話しかけをするようにしています

でも会話は成り立ちません

 

そりゃそうなんです

超速で忘れますから・・・

 

排泄欲求がおこると

自分でトイレに行ける方は向かいます

 

トイレを済ませると居室に戻ります

 

でも、その時にはトイレに行ったこと、すっかり忘れて

脳には、「トイレに行かんと」だけ残っているようで

また、トイレに行くんです

 

恐らく、居室に戻る道中には忘れてますね

 

この反復繰り返し、1回や2回じゃないです

人によっては10回以上・・・

 

やば、延々に繰り返すの

電池が切れるの待つしかないかな

 

夜間は更なる現象が・・・

どなたか排泄欲求で目を覚まし

トイレ反復横跳びが始まると・・・

 

これって他の方に伝染するんです

というか、ガタガタするから目を覚ましやすくなるだけ

グループホームの1フロアーは大抵9名以内

 

2人3人4人と覚醒

うつむきながら黙って

トイレ反復横跳びを繰り返す住民たち

 

あるとき、僕は思っちゃいました

そう、不安というか恐怖を感じて

テレビや映画も観たことあるぞ

不謹慎かも ごめんなさい

 

「ゾンビ」

 

最近だと、「カメラをとめるな」で観ました

 

でも、ほんとに鳥肌たっちゃったんです

この感覚、なかなか伝えづらいんですけどね

 

夜間は大抵、介護スタッフは1人です

時として色んなことが起こります

不思議な感覚を感じてしまうのは僕だけですかね・・・