エルたんの日常を書くブログ

エルたんの介護体験奇行(紀行) 8 謎の掃除機の巻

今回は知的障害者グループホームでの話・・・

 

ここには、絶対に掃除では使用しない
比較的小型の充電式掃除機があります


ダイソンまでとはいきませんが
有名国産メーカー製の良いやつです

普段は半透明のプラ製衣装ケースにいれ
所定のわかりやすい場所においています

そして、いつでも使うことができるよう
週に1回の充電は欠かさない

 

さて問題です
これっていったい何のためのもの?

勘の良い方・・・
すぐにわかるかも・・・

 

そうです
食事で食べ物を喉に詰まらせ
背中を叩いたりしても
どうしても解消しない・・・

こんな時、掃除機のホースをお口にカポっと
一気に強モードで吸い取る
これが答え

 

効果のほどは・・・?
ちょっと怪しいかも?
だって僕は使ったことないです
多分、他のスタッフも

原理は単純です
誰でもわかります
だけど上手くいくの
少々疑心暗鬼

 

ただ、知的障害の方って
食事を一気に信じられないスピードで
食べる人が多いんです

ほとんど噛みもせず
ちゃんと噛もうねっていうんですけど
ふんふんて頷き
まったくわかっていません

 

信じられない大量の物質を
いとも簡単に喉を通過させる能力をお持ちです
飲み物も一気飲みします

割と何でも食べてもらうことが多いですね

お正月はおせち料理を提供しますし

お雑煮だってつくるんです

まあ、お餅は普通のものではなくて

魚のすり身を加工したお餅モドキですが・・・

 

時に喉に詰まらせることがあっても
まったく不思議ではないですね

ここの人がそうであって
知的障害の方が全般というわけではないですよ

 

この掃除機喉詰まり解消システムですが
高齢者認知症支援ホームの方にはないですね

あってもいいかも

 

僕は長期にわたっての普通の会社員でした
コンピュータや機械の相手
そして、会議ばっかの日々

 

今は見るもの聞くものがみんな新鮮
そして不思議体験満載の日々
また違った新しい仕事にも
巡り合いたいと・・・
思っています